《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
――ここまでして生徒会を
乗っ取ることは、陸に
とってどんな意味が
あるんだろう。



あたしは毎日、そんなこと
ばかり考えてた。




「……大丈夫、結愛?」



自分の席に突っ伏してたら、
そっと肩に手を置かれる。

美月の声だ。



あたしは弱々しく体を
起こして、



「あ、うん。大丈夫だよ」



美月はこんなことになっても
変わらず仲よくしてくれてて、
心配もしてくれてホント
ありがたい。



「することないから暇なだけ。

ゴメンね、心配かけて」


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