《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜

そして少し考えるように
俯いた後、まるで謎解きを
出す魔法使いのような表情で、



｢それなら、この学園の
ことをもっと知るべきね。

きっと昔の陸のことは
何でも知ってるんだろうけどさ｣



“今の陸を理解したいの
なら、学園のことを知れ”



藤枝さんはそう言って、
あたしとの会話を終わりにした。



｢ちょっと待って下さい！

学園のことを知れって、
一体何を知ればいいんですか!?｣



上靴をはいて先に出て
いこうとしてる彼女の
背中に向かってそう叫んだけど、


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