《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
――ピンポーン。



インターホンを押すと、
家の中で音が鳴ってるのが
聞こえた。



『はい。どちら様?』



おばさん――
陸のお母さんの、懐かしい声。



名前を告げるとおばさんは
驚いてたけど、『すぐに
開けるわ』って言って
通話を切った。



しばらくしてドアが開き、
おばさんがあたしを見て
パッと笑う。



「まあまあ、ホントに結愛
ちゃんね!

ビックリしたわ」



「おばさん、えっと――」



あんまり大声出されちゃ
隣の我が家に聞こえちゃう。


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