《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「―――――!!」



「あの人が生きてるうちに
満足のいく結果を見せなきゃ、
援助の話はホゴになる。

多分今回が、最後のチャンスだ」



「そんな…………!」



愕然として漏らした声に、
ジャリッと地面を踏む音が
重なる。



――陸はあたしに背を
向けて、歩き出そうとしてた。



「ま、待って、陸――!」



「――来んな!

お前もう、マジでここから
消えてくれ。

頼むからこれ以上、オレを
かき乱さないでくれ――…」


_
< 361 / 463 >

この作品をシェア

pagetop