《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「――私達、間違ってたかな?」



星空の下、静かに尋ねる、
漆黒の瞳。



(藤枝さん――…)



「……先輩にこんなこと
言ってごめんなさい。

でもあたしは――
間違ってたと、思います」



「……ふふっ。やっぱりね。

あなたならそう言うと思ってた」



「……ごめんなさい」



「謝らなくていいよ。

そう言えるなら――まだ
できること、あるんじゃない?」



「ハイ。そうですね」



“きっと明日が最後のチャンス”



そう言った陸の声を思い出した。


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