《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「何しに来た? 
とっとと出て行け」



我に返るとすぐ、陸は
冷たい声でそう命じる。



予想してたとおりの反応だ。

今さらもうめげたりなんか
しない。



それに今日は絶対、
おとなしく帰ったりなんか
できない。



「――出て行かない。

言いたいことがあって来たの。

そこの……桐島総次郎さんに」



「な…………!?」



陸の目がマジマジと
見開かれる隣で、総次郎
さんも眉をひそめた。



「……なんだ、この娘は?

お前達の知り合いなのか?」


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