《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「気にしないで下さい。

コイツは何も関係な――」



「あたし、芹沢結愛って
いいます。

茨城でずっと陸の隣の家に
住んでました。

今はここの1年生です」



陸の声を遮って、あたしは
ズイッと一歩前に出て行った。



「陸が生徒会批判をしてる
理由も知ってます。

そのことで、どうしても
あなたに言いたいことが
あって――」



「結愛、やめろ!

余計なことするんじゃねぇっ」



陸がズンズン歩いてきて
あたしの腕を掴みあげた。



でもあたしはそれを振り
払って、金切り声で叫ぶ。


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