《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「今さら君の釈明はもういい。

真実がどうあれ決議は実行
することになってただろう」



先生が忌ま忌ましそうな
顔をして言う。



「ち、違うんですっ。

話したいのはそのことじゃ
なくて――」



「違う? じゃあ何だ?

しかし、何にせよ放送を
使うなんてとんでもない。

さっさと教室に戻れ」



先生は吐き捨てるように
言って、女生徒に鍵を
閉めるよう促した。



「ちょっと待っ……!!」



――ダメだ。話してたって
ラチがあかない。


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