《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
自分でも信じられない
素早さで、頭が答えを出した。



そして、あたしの体は
その答えに忠実に働く。



あたしは二人に思い切り
体当たりしてフイをつき、
女生徒の手にあった鍵を
強引に奪った。



そのまま放送室のドアを
開け中に滑り込み、ドアを
閉じるとすぐに内側から
鍵をかける。



「なっ―――…!!?」



ドアの向こうで先生の
もらす声が聞こえた。



驚きのあまりすぐには
言葉が出ないようだった
けど、やがてドンッと
ドアが叩かれて、



「おいっ、どういうつもりだ!

出てきなさい!!」


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