《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「すいませんっ。
本当に大切なことなんです。

やらせて下さい!」



あたしはドア越しに叫んで、
それを最後にもう外の
ことは気にしなかった。



まさかの放送室ジャック。



でももう、とにかくやる
しかない。



「急がないと……!」



辺りを見回すと、そこは
まだ放送器具の並ぶ部屋
じゃなかった。


準備室なのか、机と資料の
入った棚みたいのがあるだけ。



そして前方にガラスの
はまった壁とドアがあって、
ボタンの一杯ついた機械が
あるのはその奥だ。


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