《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「全部聞いてたよ。

僕にも話がある。

だから――開けてくれ」



凛とした声で、生徒会長は
陸を呼んでる。



「……来るとは思ってたけど。

タイミング悪すぎだっての。

やっぱオレ、アイツとは
相性よくねーんだな」



ドアの前に置いたラックに
手をかけながら、陸は
しかめっ面で言った。



だけどその表情は、どこか
晴れ晴れとしてる気がする。



あたしもラックをどける
陸を手伝いながら、二人で
顔を見合わせて、クスッと
笑った。





     ☆☆☆☆☆



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