《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
「はい……」



なんか――ホントに
不思議な人だ。


この人に優しく言われると
段々あたしもそうなのかな
って思えてくる。



「知らないことはこれから
少しずつ覚えていけばいい。

高等部からの新入生だ
なんてことは気にしないで、
寮にとって良いと思うこと
だけを考えればいいから」



そして最後に会長はポンと
あたしの肩に手を置いて、
とびきりのスマイルで言った。



「僕で力になれることが
あれば、いつでも協力するよ。

だから頑張ってね」


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