《完》蜜恋☆LOVERS 〜幼なじみは独裁者!?〜
優しい声と気遣いの視線。



この間の優しいセリフも
社交辞令じゃなかったん
だってわかって、ひそかに
感激と感心しながら答える。



「だいぶ慣れてきました。

寮長の仕事はなかなか要領
よくできなくて、時間
かかっててすいません……」



すると会長は長いまつげの
目をちょっと丸くして、



「やだな、そんなことは
少しも気にしないでいいよ。

これだってちゃんと期日内
じゃないか」



「はい。ありがとうございます」


_
< 85 / 463 >

この作品をシェア

pagetop