大好きな君へ
沖田さんの様子が何だかへん


「ゴホッ、カハッ、ゴホッ、ゴホッ」

苦しそうに胸を押さえて咳をしていた

「大丈夫ですか!!」

私が近づくと、また朝の様に止められた

そして

「大丈夫ですよ……少し風邪を拗らせてしまって」

と笑った


でも、この咳はただの風邪何かじゃない


私は歴史の授業を思い出した


たしか、沖田さんはこの時期に………


……………


あっ!!!!!!


そして、私の頭に一つの病気の名前が浮かんだ


「沖田さん……もしかして」


労咳なんじゃ……



私は、最後までいうまえに沖田さんに駆け寄った




たしかこの時代、労咳は死病

でも、私の力を使えば直せるかもしれない


「沖田さん、私が治してあげます」

「へ?…でも、どうやって治すんですか?」



あっ……

力を使います!!


なんて、私の過去をしらない沖田さんには言えないし……


私は、小さな頭脳で考えた


「おまじないです!!」

「おまじないですか?」


そして、私の頭と沖田さんの頭をコツンとくっつけた

「///////////っ、ち、千奈ちゃん?」

私は、沖田さんの言葉を無視して頭を集中させた



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「よし!これで大丈夫です……って、沖田さん!?」


「////////////……もぅ、限界ですぅ……」


病気をすべてとり、頭を離すと


ぎゅっ


と、私を抱きしめて、肩に顔を埋めた


「沖田さん?」


すると、沖田さんは顔を埋めたまま

「ありがとうございました……」

と言った


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