大好きな君へ
朝ごはんが終り、私は縁側で佐之さんと話していた


平助君とぱっつぁんは巡察でいない


だから、私と佐之さんだけで話していた


「佐之さん、佐之さんの想い人って、誰なんですか?」


すると、珍しく佐之さんが照れた


「あ、あのな?よく、総司が行く甘味処あるだろ?そ、そこで働いてる、お、お将ちゃんっていうこなんだ」

「へぇ……」


たしか、佐之さんとお将ちゃんは結婚するんだよね?


「佐之さんはお将ちゃんのどこが好きなんですか?」


すると、佐之さんはもっと顔を赤くした

「明るくて、誰にでも優しくて、笑顔が……可愛い」


そして、佐之さんはもっと顔を赤くした




何か、今日の佐之さん可愛い………


これは、歴史的にも応援しなきゃ



「佐之さん、私が協力します!!安心してください」


すると、佐之さんは目をキラキラさせて


ガシッ


と私の手を両手で掴んで


「ありがとよぉ……ちぃ」


と言った

すると後ろから平助君の声がした


「あああー!!佐之さん、なにちぃのて掴んでるんだよー」


そして、平助君は佐之さんから無理矢理私の手を掴んで引っ張った


私がどこかにいくまえに


「じゃあ、ちぃ〜よろしくたのんだぞ〜」


と叫んだので


「わかりました〜」


と叫んだ


その時平助君の、私の手を握った手が少し強くなった気がした


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