大好きな君へ
◆◇side千奈◆◇

「ふわぁ……朝ごはんの用意しなきゃ……」

私が着替えて、布団を畳もうと腰をおろすと



ぎゅーっ



「おはよ……ちぃ……やっぱ柔らかい……」


平助君に抱きしめられるのも、最近の日課になりつつある

そして、


スッパーーーーーーン


「何イチャこいてんじゃぁー!!」


佐之さんとぱっつぁんが入ってきて、佐之さんが平助君を引き離すのも最近の日課になりつつある



そして、私はいつものように、こっそり台所へ向かう





はずだった


が、その時事件はおきた


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