大好きな君へ
「「「平ちゃ〜〜ん」」」
女の子の声が聞こえてきたと思ったら
ぎゅーっ
「平ちゃん、久し振り」
お団子の可愛い女の子がいきなり部屋に入ってきて、平助君に抱きついた
そして、平助君はそれを嫌がる事もなく受け止めた
ちくり
胸が痛い
すると、平助君は
「お凛?久し振り!!」
と言った
ちくり
ちくり
胸が痛い
何だかここにいたくなくて、こっそり台所へ向かおうとすると
女の子がこっちを一瞬睨んだ
「平ちゃん、あのこは?」
ギクッ
すると、平助君がこっちにきて、後ろからぎゅっと私を抱きしめた
「こいつは、千奈って言うんだ、俺の恋仲」
さ、さっきからお凛ちゃんの目線が怖い私は
「平助君、私朝ごはんの準備しなきゃ…」
と平助君からはなれて台所に向かった