大好きな君へ
キンッ

キンッ


「平助!!後ろ!!」


ザシュッ

「ぱっつぁんサンキュー」



今、一階に俺とぱっつぁん、二階に近藤さんと総司が戦ってる


キンッ

キンッ



それにしても、斬っても斬ってもきりがない


「うらああああぁー!!」


ザシュッ


「うおおおお゛お゛!!」

ザシュッ



これでいったい何人目だ?


「ちくしょう!!会津藩の援護はまだか!!」

ぱっつぁんがイライラしながら言った



たしかに遅すぎる



ザシュッ

ザシュッ



俺は、狼士達を斬って、前に進もうとしたとき



「平助君!!」

「ちぃ!?あ゛あ゛ぁ……」



ちぃの声がしたと思ったら、頭に激しい痛みが走った


「平助君!!」

「ち、ぃ……」


だんだん視界が暗くなっていき、意識が途切れた



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