大好きな君へ

代償

「藤堂平助!!只今戻りました!!」


すると、門があいて、山南さんが出てきた


「平助!!どうしたんですか?」

「話しは後だ!!とにかくちぃをお願いします」

「わ、分かった」


そして、ちぃを俺の部屋に連れていった



「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」



さっきから苦しそうに呼吸するちぃ


ひどい熱だ………


すると

「……平助、君?」


ちぃが目を覚ました




ぎゅっ




俺は、思わずちぃを抱きしめてしまった


「へ、平助君?」

「……バカちぃ………無理すんなって言っただろ?」


すると、ちぃは俺にぎゅっと抱きついた

そして震えながら言った


「よかった………わ、私……平助君が死んじゃうんじゃないかと思って……」


ほんっとに………


「平助君……っん」


俺はちぃに優しく口づけをした



「俺は死なねぇよ……ちぃを残して死ぬ分けない………」

「平助君…………大好き」


そして、ちぃは疲れたのか、眠ってしまった


まだ熱は下がってないな……


「バカちぃ………







でも、愛してる」




そして、俺とちぃは抱きしめ合ったまま眠りについた



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