大好きな君へ
ふぅ……
朝御飯が終わって、ちょうどかたずけも終わり、私は縁側で一休みしていた
それにしても、あの朝御飯をめぐった戦いは何だろう?
佐之さんが平助君の魚を奪い、ぱっつぁんが平助君の肉じゃがを奪い、平助君が佐之さんとぱっつぁんのごはんを奪い……
何か朝から疲れた……
それから、洗濯を済ませまた縁側に行くともう3時頃になっていた
ふぅ……
縁側で一人ぼっちでお茶をすすっていたら、
「石神 千奈さん…ですか?」
と言う、落ち着いた声が聞こえてきた
私が振り返ると、そこには、眼鏡をかけた優しい顔をした人が立っていた
私はこの人の問いかけにコクンと頷いた
すると、その人は私の隣に座った
「私は、ここの総長をやっている山南 敬介(サンナンケイスケ)です。昨日の宴にでられなくてすいませんでした」
と言った
山南 敬介
この人も聞いたことがある
それから、一刻位山南さんとお話をした
と言うか、山南さんのお話を聞いた
山南さんはとても優しくて穏やかな人だった
何だか一緒にいて和むな……
まさに"仏の総長"だ……