大好きな君へ
うわぁ……

綺麗………



只今京の町に来ています


「なぁ、ちぃ、その着物じゃ嫌だろ?……よし、俺が着物買ってやる!」

突然平助君がそんなこと言うから思わずむせてしまった


そして、私は首をブンブン横にふった


だって、着物って高いし……


すると、平助君は

「きにすんな、ほら、いくぞ」

と言って



ぎゅっ



と私の手を握って、歩き出した


は、恥ずかしいな……


私は赤くなって俯いた

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