大好きな君へ
「なんだ……このモヤモヤは………」
そう、僕はこの前の宴からなんだかずっとモヤモヤしてる
たぶん原因は"あのこ"
石神 千奈
始めて会ったのは屯所の廊下
印象は
綺麗な子
それから声が出ないって聞いて………
"守りたい"って思った
こんなの始めてだ……
でも、千奈ちゃんの隣にはいつも彼がいた
平助が……
それがどうしようもなくモヤモヤして……
あああ〜
考えただけでモヤモヤしてきた
すると
「いらっしゃい」
誰か甘味処に入ったみたいだ
……ん?
あれって平助?
で、後ろにいるのは……
千奈ちゃん!?
「あれ?平助と………千奈ちゃん?」
「ちぃだよ?可愛いだろ」
と平助が言った
『//////////』
平助の言葉に頬を真っ赤にした千奈ちゃん
ちくんっ
なぜか心臓をさされたようないたみが走った
「本当に……綺麗だね」
それから僕達は夕方までしゃべっていた
そのときも千奈ちゃんの隣には平助がいた――――