大好きな君へ
◆◇side千奈◆◇


うぅん……


ここどこ?


確か私は誰かにいきなり手を捕まれて……

そして、だんだん眠くなって………


ここは、どこかの倉かな?


すると、倉の外から誰かの話し声が聞こえた

よくみみを澄ませた


「…だ…な……が…いい…な」


「はや…や……まおう…」

「ああ、早く犯しちまおうぜ」


「そのために連れてきたんだろ?」








お、か、す?








早く逃げなきゃ

怖い

早く

早く逃げなきゃ



私が扉に手をかけた瞬間


ぎぃぃぃー


というおとともに、知らない男が入ってきた


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