大好きな君へ
制服に着替えて、学校に向かう途中、ふと、子供の声がきこえた


「風船が、風船が取れないよー」


そちらを見ると、公園の大きな桜の樹木に風船が引っ掛かっていて、それを取れずに子供がこまっていた


しょうがないな……


私は桜の樹木に素早くのぼり風船をとってあげた


「わあーお姉ちゃんありがとー」

どういたしまして


とは言えないから、笑顔で頷いた


「バイバーイお姉ちゃん」


子供とわかれて、私も公園を出ようとすると





グラッ







やばいっ

倒れる……













そこで私の意識は途切れた


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