大好きな君へ
俺は佐之さんとぱっつあんが部屋をでると、そっとちぃに近寄った


そして、そっと、ちぃの頬に触れた

「ごめんな?ちぃ……」


「……ん?平助、君?」

ちぃは、その透き通るような綺麗な声で言った


するとムクッと起き上がった


そして、俺は、その小さな体を優しく抱きしめた


「ごめんな、ちぃ……俺が、俺が守ってやれなかったから……」

するとちぃは、その小さな頭を俺の胸に預けた


「違うよ?平助君は助けてくれたよ?守ってくれたよ?だって、私が呼んだらきてくれたじゃない」


俺は、ちぃの言葉に涙が出そうになった



「本当に……ちぃには助けてもらってばっかだ…」


するとちぃは、俺の背中にてをまわし、俺の腕の中で、透き通るような声でうたいはじめた



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