大好きな君へ
そして、ある日父が死んだ


死因は自殺


借金が嫌になったんだって


残ったものは、全部お母さんが背負った


いつしか、お母さんは、私を避けるようにあまり家にいなくなった







そんなある日、私は夜遅く寝付けなくてトイレに行こうと起き用とすると



ガチャン



ドアの鍵があいた


私は怖くて布団にもぐった


「……だ……か」


「いいの……か…から」


お母さんの声と、知らない男の声


よく耳を澄ますと、信じられない言葉が耳にはいった



< 68 / 204 >

この作品をシェア

pagetop