大好きな君へ
「ね?寂しい人間でしょう?……って、聞いてる分けない…きゃっ」



私は、寝ているはずの平助に抱きしめられた


「寂しくなんかない!!俺が!!っ俺逹が、要るだろ?だから、ちぃ、溜め込まないで泣いていいんだ……」


平助君は、優く、まるで私のすべてを包むように私を抱きしめてくれた


「うっ、へぇすけ…くん…うぅ…」


私は、平助君の腕の中で泣き続けた


平助君は、私が泣き止むまで抱きしめてくれた


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