ひきこもり恋愛相談所【完】
そこか。


そうか、そう来たか。


やっぱりこいつは、予想外の事ばかりしてくれる。


「篠田さーん!!」


ベンチから亜美ちゃんが俺を呼ぶ声がする。


『誰かと一緒‥なの‥?』


凛が心配そうな声色で聞いてくる。


「気になる?」


俺はにやりとした。


俺を追い出した、復讐を思いついたのだ。


たまには、俺も嫉妬っていうか、ヤキモチを焼いてもらいたい。


『‥‥。イジワル‥‥‥。』


「ははっ。今更?」




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