ひきこもり恋愛相談所【完】
ぶっちゃけ言うと、どこへ行こうか全く決めてなかった。
それに、ほとんど家を出てないせいで近くに何があるかもわからない。
切なそうに鳴く2匹。
頭を撫でてやると、元気に尻尾が揺れる。
その揺れを見て、あるものが頭に浮かんだ。
「あ、あそこなら・・・・・。」
あたしが、まだ外で遊んでた時だからもうなくなってるかもしれない。
あたしは、スクッと立って歩こうとした。
だけど、いきなり立ったせいで立ちくらみがした。
近くにあった、電柱に手をつきながら酸素を取り込む。