御曹司の溺愛エスコート
桜を1人にするのは心配だった。
1人にすれば帰ってこない気がする。
しかし、今桜が頼っているのは自分だけ。


そう考え、鍵と金を渡した。


蒼真と真琴が行ってしまうと、ホッとしているのか寂しいのかわからない気分に桜はなった。


食事を食べ終え、きれいに片付けるとシャワーを浴びた。


クローゼットの中を見ると、蒼真が用意した服が目に入った。
上質でブランド物のワンピース。


ファッションに興味がないわけではない。
綺麗な物をみると、うきうきする。


桜は自分のかかっている服とそのワンピースを見比べた。


「ワンピースにしよう」


桜はワンピースをクローゼットから出した。





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