御曹司の溺愛エスコート
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蒼真の担当した手術は思ったより時間がかかってしまった。
腫瘍が神経の奥に巣を作り、やっかいなオペだった。


手術室から出ると午後7時を過ぎていた。


手術中は桜の事を考えなかったが、今は気になった。


桜に携帯電話を持たせなければ。


執務室に戻ると、真琴は論文を清書する作業をしていた。





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