御曹司の溺愛エスコート
「心電図とレントゲンは無事に終わった?」


執務デスクに向かっていた蒼真は立ち上がると、桜の対面に座った。


「YES。あ……」


つい英語で答えてしまって口元を押さえた。


「かまわないよ」


真琴が紅茶のカップをふたりの前に置いた。


「喉が渇いただろう。飲みなさい」


カップからは桜の大好きなアールグレイの香りがした。


「いただきます」


お砂糖を少し入れて飲む。





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