御曹司の溺愛エスコート
大学病院に車を走らせた。
すでに8時を回っており、救急の入り口から入る。


時折、ひどい咳を桜はしていた。


救急のベッドの上に寝かす。


「酒井先生はまだいる?」


看護師が急いで内科医の酒井 総司朗に連絡を取ろうと受話器を持った。


総司朗は帰る所だったらしく、ワイシャツの上から白衣に腕を通しながら入って来た。


「蒼真、どうしたんだ? 知り合いなのか?」


聴診器を首にかけ、手を消毒するとベッドへやって来た。



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