御曹司の溺愛エスコート
「習い事ならやってみたい」
何を習いたいか分からないが。
「では近くのカルチャースクールのパンフレットを真琴に揃えさせよう」
「それは自分でやります」
秘書として忙しい真琴さんにそんな事はさせられない。
「だがどこに何があるのかわからないだろう?」
言われてみればそうなのだが。
「蒼真兄さま、わかり――」
「蒼真だ」
言葉をさえぎられて桜は「蒼真」と言い直した。
蒼真は満足げに微笑んだ。
その笑みを見た途端、桜は蒼真の形の良い唇に触れたくなった。
いったい私は何を考えてるの?
何を習いたいか分からないが。
「では近くのカルチャースクールのパンフレットを真琴に揃えさせよう」
「それは自分でやります」
秘書として忙しい真琴さんにそんな事はさせられない。
「だがどこに何があるのかわからないだろう?」
言われてみればそうなのだが。
「蒼真兄さま、わかり――」
「蒼真だ」
言葉をさえぎられて桜は「蒼真」と言い直した。
蒼真は満足げに微笑んだ。
その笑みを見た途端、桜は蒼真の形の良い唇に触れたくなった。
いったい私は何を考えてるの?