御曹司の溺愛エスコート
翌朝目を覚ますと、隣に蒼真は居なかった。


「帰っていない……?」


良く見ると隣に眠った形跡があった。


戻ったのも気付かないくらいにぐっすり眠っちゃてたんだ。


寝室を出るとちょうど蒼真が書斎から出てきた。


「おはよう。桜」


蒼真はすでにスーツを着ていた。


「おはよう……もう行くの?」


まだ7時前。


「ぐっすり眠っていたな。キスをしても起きなかった」

「え……」


蒼真は桜を引き寄せると唇にキスした。


「今日も遅くなるんだ。大丈夫か?」

「大丈夫だよ。気にしないでお仕事頑張ってね」


蒼真の腕が桜から離れた時、インターホンが鳴った。


「行って来るよ」


もう一度桜の唇にキスをして出て行った。



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