御曹司の溺愛エスコート
「明日は大晦日って看護師さんが言ってたね」
どうやら私の記憶がないのは自分に関することだった。
日常の事などは覚えている。
だから大晦日がなんなのかも分っている。
「ああ。今年ももう終わりだな」
病室のソファに座っていた蒼真は立ち上がると桜の元へ来た。
ベッドの上で身体を起こしている桜の手には女性週刊誌。
何か情報が分るものを欲しいと言われ下の購買で買ってきたのだ。
まだ身体はだるいらしく週刊誌を手にしているがほとんど読んでいなかった。
蒼真は桜のベッドに腰かける。
どうやら私の記憶がないのは自分に関することだった。
日常の事などは覚えている。
だから大晦日がなんなのかも分っている。
「ああ。今年ももう終わりだな」
病室のソファに座っていた蒼真は立ち上がると桜の元へ来た。
ベッドの上で身体を起こしている桜の手には女性週刊誌。
何か情報が分るものを欲しいと言われ下の購買で買ってきたのだ。
まだ身体はだるいらしく週刊誌を手にしているがほとんど読んでいなかった。
蒼真は桜のベッドに腰かける。