御曹司の溺愛エスコート
2日間気ままな生活を楽しんだ。
桜にとって初めて蒼真とゆっくり出来た時間。


彼女の顔は幸せいっぱいに輝いていた。
その顔を見ると蒼真は安心した。


やはり記憶は桜にとって無用なものだ。
思い出す必要は無い。


2人で幸せに過ごせるのだからと。
たった2日間の2人の休暇はあっという間に終わってしまった。




マンションへ戻った翌日から蒼真は真琴を連れて忙しい毎日になってしまった。
寂しいのは仕方がない。
蒼真は有名な脳神経外科医と聞いた。
あの繊細な指で数えられないくらいの人を救っているのだ。


外出することなく、部屋に桜はいた。
やる事はないのだが蒼真か真琴がいないと外へ出るのが怖い。


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