御曹司の溺愛エスコート
服をどうにかしなくては。


携帯電話を取り出して真琴の番号を押す。


『蒼真様』

「今どこにいる?」

『自宅に戻っていますが』

「桜の服一式を見繕ってホテルに持ってきて欲しい」

『服を一式ですか?』

「熱が出てね。一緒に診察カバンも持ってきて欲しい」

『かしこまりました』


携帯電話を切った真琴はすぐに行動に移した。


車の中に診察カバンは入っている。


ホテルに向かう途中、デパートに寄り桜が似合いそうな服と下着、パジャマを買い成田へ車を走らせた。


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