御曹司の溺愛エスコート
ベッドに寝かせる前に桜は蒼真の腕の中で眠っていた。
その寝顔のあどけなさに微笑み、静かにベッドの上に降ろした。
顔にかかる髪を優しく払い、暖かい上掛けをかける。
しばらくその寝顔に見入っているとスイートルームのドアチャイムが鳴った。
ドアを開けるとコンシェルジュが立っており、大きな紙袋と箱を抱えていた。
「ご入用のものはこちらで大丈夫でしょうか。また御用の際にはいつでもお手伝いいたします」
丁寧にコンシェルジュは蒼真に言い、部屋へ運ぶ。
「ありがとう 助かったよ」
コンシェルジュが出て行くと、携帯電話を手にした。
真琴に桜が見つかったことを知らせるためだ。
『蒼真様。桜様は?』
急いで電話に出たところを見ると心配で仕方が無いらしい。
「見つかった。ホテルの私の部屋の前にいたんだ」
『ご無事でしたか?』
「あぁ。犯人とは会わなかったようだ。不幸中の幸いだ」
蒼真の声は先ほどより明るく聞こえて真琴は微笑んだ。
『良かったです』
「また連絡する」
電話を切ると、寝室へ行った。
キングサイズの大きなベッドの上に小さく丸まり、桜はぐっすり眠っていた。
雪でびしょ濡れだった桜の体調が心配で、額に触れてみたが熱は無いようだ。
桜が自ら自分の所へ来てくれたのが嬉しかった。
何が何でも桜を説得して日本へ連れて帰ろう。
その寝顔のあどけなさに微笑み、静かにベッドの上に降ろした。
顔にかかる髪を優しく払い、暖かい上掛けをかける。
しばらくその寝顔に見入っているとスイートルームのドアチャイムが鳴った。
ドアを開けるとコンシェルジュが立っており、大きな紙袋と箱を抱えていた。
「ご入用のものはこちらで大丈夫でしょうか。また御用の際にはいつでもお手伝いいたします」
丁寧にコンシェルジュは蒼真に言い、部屋へ運ぶ。
「ありがとう 助かったよ」
コンシェルジュが出て行くと、携帯電話を手にした。
真琴に桜が見つかったことを知らせるためだ。
『蒼真様。桜様は?』
急いで電話に出たところを見ると心配で仕方が無いらしい。
「見つかった。ホテルの私の部屋の前にいたんだ」
『ご無事でしたか?』
「あぁ。犯人とは会わなかったようだ。不幸中の幸いだ」
蒼真の声は先ほどより明るく聞こえて真琴は微笑んだ。
『良かったです』
「また連絡する」
電話を切ると、寝室へ行った。
キングサイズの大きなベッドの上に小さく丸まり、桜はぐっすり眠っていた。
雪でびしょ濡れだった桜の体調が心配で、額に触れてみたが熱は無いようだ。
桜が自ら自分の所へ来てくれたのが嬉しかった。
何が何でも桜を説得して日本へ連れて帰ろう。