†会長様と王子様†
ぽちっウィーン・・
扉が開いたぁぁぁ!!!
「・・見張りは居ないようだね。」
「まずは・・誰が行く?」
「全員で行くわけにはいけないしな・・。」
・・私が行くと言ったら絶対止められるな
「ジンとシンジは残ったほうがいいんじゃないの?」
「何で?」
「女子だけ残すわけにはいかないでしょ。
腕とかに力がある人を残したほうがいいと思って。」
「なるほどね。ナオ君が行ってくるの?」
「速さなら誰にも負けない自信があるよ。」
「・・でも・・無茶はしないでね。」
「わかってるよ、ミナミ。必ず戻ってくる。」
・・・本当にいつの間にこの子らはカレカノ関係になったんでしょうか
頭撫でられてんじゃん
「絶対戻ってくるから。」
「ナオ君にいざという武器を渡すよ。」
ジンがそう言って渡したのはアレだった
「・・これはなんだ?」
「防犯ブザー型スタンガン。ここに強力な電圧が流れてるから。」
「・・恐ろしいな。何V?」
「何Vだっけ?」
「確か・・14万V。」
「・・さんきゅ。」
そう言って疾風のごとくこの部屋から出て行った