†会長様と王子様†
奥のほうには私の嫌いな人たちが居るんだよね
ジンは思いっきり顔を伏せている・・
「おいおいおい 婚約者が顔を伏せるんじゃないよ。」
「うっさい。あの顔見るのは嫌なの。」
「うわあ なんというセリフでしょう。」
「シンちゃんこれ30分以内で終わると思う?」
「さーどうだろうね。」
「やっぱいろいろ面倒なことを起こさなきゃダメか。」
「そうそう。俺より優秀な人が何言ってるのさ。」
「優秀云々て変わりないと思うよ?力比べに負ける自信はある。」
「そこで自信使うな。」
んー・・このコントらしい会話面白いなー
ここらは平和ですよ
「ところでナオくんたちは?」
「いろいろ用意してるんだわ。俺はいざというときの為のSPみたいなもんだわ。」
「それはわかってる。」
「つーかあそこの宮中の坊ちゃんが怪しすぎて腹を抱えたくなるんだけど。」
「もともとリンを婚約者にするつもりだったらしいよ?」
「マジで?」
「リンの父さんが本人たちを合わせる前に断ったって。そこから怨まれてる。」
「嫉妬は怖いよ?」
「だよね。」
・・・・本当に腹を抱えたいと訴えているような気がするね