ヘタレ刑事-デカ-の事件簿~真実をつなぐ館~
Ⅳ.ヘタレ刑事、推理。
光が差し込む。
結城はその光に、停電が終わり、元に戻ったのだと思った。
だが違った。
朝が来たのだ。
台風は過ぎ去ったようで晴れている。
まだ電気は復興していないようだ。
杜矢との電話が終わったあと、いつの間にかに眠ってしまったようだ。
でもきっと浅い眠りだったのだろう。
まだまだ眠い。
だけど再び眠りにつくことは出来ず、結城はベッドから起き、リビングに向かうことにした。