ヘタレ刑事-デカ-の事件簿~真実をつなぐ館~



「大変だな、ま、これ食って元気だしな」


とラーメンにチャーシューを一枚追加で入れてくれた。


「兄ちゃんにだけサービス。俺の労りとして食ってくれ。他の客には内緒だぞ、」


と店主は屈託のない笑顔で笑う。


「ありがとうございます、いただきます」


結城は一瞬、泣き出しそうになったが、堪えてラーメンを食べ始めた。

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