ヘタレ刑事-デカ-の事件簿~真実をつなぐ館~
「お前が眠ってた三日、警察が殺された三人のことを調査したんだ。」
杜矢が杉原に聞いたのか、調査結果を伝えてきた。
「繭って名乗ってた松本奏って女の正体は、作家の“楓音波”だったそうだ。
どうしても作家デビューしたかったらしくて、彼氏の佐野雪斗と、友達の谷原龍哉に諸伏悟郎の作品を盗ませた。
そして、あたかも自分の作品のように見せかけて賞を勝ち取ったらしい。」