君と空の下
「空?何してるの1人で」
「竜也?どうして・・・」
「母さん達メチャイチャついてていずらいから出てきちゃた」
「私もお兄ちゃん達がね」
「お互い大変だね」
ただただベンチに座って、ツリーを2人して見ていた。
何を話すこともなく。
2人して座ってた。
ゆっくりと2人の時間が進む。
このまま時間が止まってしまえばいいのに。
「空?あの時言えなかったこと言っていい?」
「あの時って?」
「僕が空にフラれたときの」