君と空の下

「空?何してるの1人で」

「竜也?どうして・・・」

「母さん達メチャイチャついてていずらいから出てきちゃた」
「私もお兄ちゃん達がね」

「お互い大変だね」


ただただベンチに座って、ツリーを2人して見ていた。

何を話すこともなく。


2人して座ってた。

ゆっくりと2人の時間が進む。

このまま時間が止まってしまえばいいのに。


「空?あの時言えなかったこと言っていい?」

「あの時って?」

「僕が空にフラれたときの」
< 113 / 253 >

この作品をシェア

pagetop