君と空の下

その日夢を見た。

『・・ら・・・そ・・ら・・・空』

「・・・誰?」

『初めまして空、碧』

「碧?・・・君が碧」

『ずっと見てたよ?空カッコイイな!子供のために必死になってお腹の子守って・・・さすが俺の相方!』

「そんなことない!結局死んじゃったんだよ!」

『死んでないよ?だってここにいるよ?』

「心にってこと?」

『あと、よく見て?空の両隣、空と竜也の子だよ』

「・・・私と竜也の?」


小さくて、可愛い。

指を出せばギュって一生懸命握ってくれる。
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