君と空の下

可愛くて、可愛くて涙が出てきた。


悲しくて涙した冷たい涙じゃない。


逢えたことが嬉しくて流した温かい涙。

『呼んであげたら?その子達の名前を』

「・・・女の子が優月、男の子が優弥」

『空、辛いのは空一人じゃない。父さんや母さん、姉ちゃんや兄ちゃん、友達・・・


でも空と同じくらい辛いのは竜也もだよ?』

「竜也・・・」

『俺、空がなに考えてるか分かるよ。・・・空の片割れだからね♪空がずっと考えたことが正しいわけじゃないよ空』

「わかってるもん」
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