君と空の下
「竜也、あたし緊張してきたアルヨ」

「どこの人ですか」

「だって緊張しちって」

「大丈夫だよ、いっぱい練習したしね」

「そうだよ、空お兄ちゃんもカメラ構えて空の頑張りを撮って、お母さん達にも見せないと俺が怒られる!」

「一回死んでしまえ、兄じゃ」


何だかんだありながら、もう順番に近くなってきたよ!ヤバイです!心臓がもうバクバクですよ。


「大丈夫?空」

「大丈夫」

「珍しいね、空が緊張するなんて」

「だって、竜也の秘密にしてることが今日分かるしね」

「そうだね・・・ねぇ、空?」
「ん?何」

「今日コレが終わったら、二人で小さい頃よく行ってた、公園行かない?」

「ん?いいよ♪」


昨日、陸には伝えた今日の体育祭が終わったら空に『好き』と伝えるって、陸は複雑そうな顔してたが応援してくれた。


澪も応援してくれた。そのうえ空の気持ちを先に聞きに行くみたいだし・・・。


空は、僕の事何て思ってるんだろう?友達?男の子として見ていてくれてる?
 
位置についてヨーイ


パンッ
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