君と空の下


体育祭の帰り、二人で小さい頃よく行ってた公園に着いた。

「懐かしいね~」
「小学生の時以来だからね」
僕等は小さい頃から一緒で、ずっと公園で遊んだりしていた。そして、空を初めて好だと感じた場所でもある。



『うわぁ~ん』
『どうしたの?竜也くん』
『竜也くん転んじゃったんだよ』
『本当!大丈夫?』
『痛いよ』
『そんなに泣くなよ!男だろ』
『それじゃ空ちゃんが治してあげる!・・・イタイイタイのお山にとんでけ~もう痛くない?竜也くん』
『うん!痛くない!』


空のあの時の手が温かくて、凄く安心したのを今でも忘れられない、僕の記憶が鮮明(せんめい)に覚えている。
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