君と空の下

「今日は、お疲れ様。」
「お疲れ様、本当疲れたね」
「そうだね、でもヤッパリあたし達だね!!余裕一位でゴールしちゃたしね♪」
「そうだね・・・」

さっきから竜也がおかしい?
何だかいつも以上に静かだし、大丈夫かな?


「・・・・」
「・・・・」
「ねっ、大丈夫?竜也具合悪いの?」
「・・・」
「大丈夫?竜也」


空は、竜也が熱がないかオデコに触れようとしたけど、触れることが出来なかった。

竜也が空の手を握ってしまったから。


「竜也?」
「僕、空のこと好きだよ」
「えっ!」
「・・・・」
「だから、僕と付き合ってくれますか?」
「・・・竜也、私ね」
「ん?」
「私の、澪に『竜也のこと好き?』って聞かれるまで、竜也を好きとか自覚なかったけど、気付いたら竜也のこと・・・好きだよ」
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